お客様からの声ー③ シセイハンズ様

倉田英俊 代表取締役社長

シセイハンズは、製造業の工程代行のパイオニア。組立、検査、バリ取りなど手作業において確かなスキルを発揮するプロ集団として多くの企業から信頼されている。先代の社長である父親から経営を引き継いだ倉田秀俊社長は、時代にマッチする組織マネジメントの在り方を模索する中で、kawarukaと出会い、ドラスティックな組織改革及び従業員の意識改革を決断。短期間での体制づくりを経て、心機一転、順調な新スタートを切っている。ここでは、倉田社長へのインタビューを通じて、その改革プロセスに迫る。

Q. kawarukaとの出会いのきっかけは?

当社の経営コンサルタントからの紹介です。組織マネジメントや採用戦略のプロとしてkawarukaの竹下社長とお会いして、「この人にぜひお願いしたい」と第一印象で決めました。数々の実績や経験値に裏付けされたアドバイスに説得力があり、「kawarukaに我が社の未来への方向づけを託そう」と思いました。

Q.シセイハンズの最重要課題は何ですか?

工程代行の仕事は、基本的に1年契約で、毎年契約の更改があります。当然、競合が存在して、毎回、そこで選ばれなければ、継続的な収益は上がりません。もちろんコストが選択基準になりますが、それ以上に付加価値としての作業の質、そしてお客様との信頼関係が問われます。作業をするのも信頼を築くのも「人」。つまり当社の最も重要な経営資源は「人」であり、人材戦略こそ、最大にして永遠の課題となります。だからこそ人材のプロの力が必要なのです。

Q.最重要課題への取り組みは?

まず、従業員一人ひとりと向き合って、それぞれの考え、想いに耳を傾けながら、仕事に対する姿勢や熱意、各人の資質、能力、ポテンシャルなどを把握することから始めようということになり、それを全て竹下さんに任せました。また、「今、変わらなければ、会社の未来はない」という危機感に基づく今後の会社のビジョンも伝えて、それに対する理解や共感度も確認してもらいました。外部の第三者に託すことによって、客観的判断に基づくチームビルディングのための準備が整いました。

Q.準備が整った、その後の取り組みは?

柔軟にチーム編成が行える体制づくりです。今までは、固定のチーム編成がそれぞれの製造工程に入り、その現場での仕事のみを担当。つまり完全な縦割りで、仕事の量に応じて、柔軟にチーム編成を行う体制になっていませんでした。例えば、ある現場で新しい工程代行のオファーがあっても、それを受けることができず、機会損失が度々発生していたのです。今後は、そういうことのないよう、オファーに応じて、柔軟にチーム編成が行える体制へと移行。複数の現場の仕事ができるよう、従業員にはマルチタスクを担ってもらえるようにしていきます。そのための意識づけも、竹下さんにお願いしました。

Q.その取り組みの成果は?

最初は戸惑いもあったようですが、自らのスキルアップにもつながるマルチタスクの日々は従業員にとって、とてもいい刺激になっています。向上心も芽生え、視野も広がり、自らの頑張りが会社の成長にもつながるという意識も生まれて、作業の質もパフォーマンスもアップ。人材の底上げにもなり、それがお客様からの信頼にも結びついています。この変化の流れが、kawarukaと関わって、わずか半年の間にできたということに驚いています。課題解決に向けて一気に動きだしたムーブメントは、社風さえも変えつつあります。従業員の表情もどんどん良くなっています。

Q.kawarukaに対する今後への期待は?

kawarukaのサポートのおかげで会社の方針も、やるべきことも明確になり、最高のリスタートが切れています。引き続き、組織マネジメント及び人材戦略のサポートをお願いしたいと思っています。継続的な人材の採用、意識づけのための面談、教育研修、最適なチームビルディング、さらには経営戦略や成長戦略へのアドバイスも含めて、当社の「未来への道標」となるような存在であり続けて欲しい。kawarukaには今まで以上の期待をしています。